デザインが鍵
デザインを伝えれば国の産業と文化が伝わる
デザインでのローカル化
日本と英国では、自国のデザイン振興の在り方に大きな違いがある。日本政府は、メーカーが作り輸出する製品の付加価値を上げるためにデザインを振興している。一方の英国は、労働党のブレア政権の発足以降、デザインそのものをソフト産業、あるいはコンテンツ産業ととらえ、製品に付加するだけでなく、デザインそのものを輸出する政策に転換した。各国の大使館が、デザイン輸出の『代理店』として機能し始めている。「モノ作りの中で、技術がグローバル化する一方、デザインでのローカル化が求められています。その意味で、ブランドが真の意味でグローバル化するには、デザインが鍵になります。
市場に合わせたデザインを提供
英国のデザイン事務所は、個別の市場を調査し、市場に合わせたデザインを提供する能力に長けているので、日本のメーカーも強い関心を示します」と、グレアム・フライ・駐日英国大使は目を輝かせる。特に力を入れているのが2002年から開催している「デザイン・サービス・ミッション」。主だった日本企業のデザイン部門の幹部を英国大使館に招き、英国から招待したデザイン事務所の代表にプレゼンテーションと交流の機会を与えている。「スタディーやリサーチレベルでプロジェクトがまず発生し、製品レベルに移るケースもあります」。フライ大使は手応えを感じている。
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